日本臨床外科学会雑誌
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症例
術前化学療法を行った局所進行大腸癌の6例
太田 学石橋 敏光
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2015 年 76 巻 8 号 p. 1989-1994

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抄録
局所進行大腸癌(直腸癌5例,S状結腸癌1例)に対し,mFOLFOX6療法あるいはSOX療法にbevacizumabを併用した新規術前化学療法を行った.術前放射線療法は併用しなかった.6例全例で良好な腫瘍縮小効果が得られ,骨盤腔内での手術操作が容易となった.膀胱浸潤例を除く6例中5例にR0切除が施行され,その5例に局所再発を認めなかった.また,pCRあるいはnear-pCRを6例中2例に認めた.術前化学療法中の有害事象としてGrade3の好中球減少症を3例に,肝機能障害を1例に認め,術後合併症として縫合不全を1例に認めた.放射線療法を併用しない新規術前化学療法は局所進行大腸癌に対する有力な一つの治療オプションになり得ると考えられた.
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© 2015 日本臨床外科学会
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