抄録
症例は87歳,男性.膀胱癌に対し膀胱全摘術,回腸導管造設術施行後である.術後1年が経過した頃から回腸導管周囲の膨隆および腹痛を自覚するようになり,症状出現から1年の経過で当科受診となった.CTにて回腸導管周囲の筋層の欠損を認め,回腸導管傍ストーマヘルニアと診断し,腹腔鏡下修復術を施行した.手術はカメラポートを含め3ポートで施行し,その修復はcomposite meshを用いたSugarbaker法を選択した.術後7日で軽快退院となり,その後seromaを認めたが改善し,以降2年以上再発を認めていない.回腸導管傍ストーマヘルニアに対し腹腔鏡下修復術を施行した症例を経験したため,その手技につき報告する.