日本臨床外科学会雑誌
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症例
Pull through法が有効であった病的肥満(BMI44.3)を伴う下部直腸癌の1例
鈴木 重徳山本 誠士鱒渕 真介田中 慶太朗奥田 準二内山 和久
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2018 年 79 巻 11 号 p. 2316-2320

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抄録

下部直腸癌に対する肛門温存手術では,吻合部の安静と術後合併症の予防として一時的人工肛門造設を行うことがある.今回われわれは,BMI 44.3という,病的肥満患者に対し腹腔鏡下括約筋間直腸切除術(以下lapISR)を予定したが,病的肥満のため一時的人工肛門造設術が困難と予想されたため,その代替としてpull through法を施行した症例を経験したので報告する.

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© 2018 日本臨床外科学会
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