2008 年 58 巻 1 号 p. 87-92
「NIH鍼のコンセンサス形成会議10周年記念SAR (Society for acupuncture Research) 学術集会2007」 が、 2007年11月9日から11日まで、 アメリカ合衆国のメリーランド州ボルチモアのメリーランド大学で開催された。 また、 8日には会議前ワークショップも開催された。
この会議はSAR (Society for Acupuncture Research)、 統合医療センター (Center for Integrative Medicine: CIM)、 メリーランド大学の共催で行なわれた。 テーマは 「鍼研究の現状と未来:NIH鍼のコンセンサス形成会議後の10年」 で、 22の国と地域 {アメリカ (179名)、 中国 (49名)、 韓国 (25名)、 日本 (16名)、 イギリス (13名) など} から、 計324名が参加登録していた。
会議では、 鍼研究に対するNIHの助成額が増加するなかで研究対象が様々に変化してきた過程、 研究の現状、 エビデンスのために解決するべき問題が明らかにされるとともに、 今後の鍼研究への提言が行なわれた。