2024 年 74 巻 1 号 p. 22-26
International Society for Japanese Kampo Medicine (ISJKM) 第6回シンポジウムが、 イギリス、 オクスフォードにて、 2023年9月22日~23日に開催された。 当会は私設のグループから発展した会であり、 今回も参加者は総勢60名程度ということで非常に小さい会ではあるが、 その点を活かし、 お互いが直接的に議論できる、 非常に濃密なシンポジウムであった。 日本漢方と冠した会ということもあり、 毎回一定程度の日本人が参加するとのことだったが、 今回は、 約半数あまりが日本人であり、 通常よりも多い割合であったとのことである。 会場がオクスフォード大学のクライストチャーチ・カレッジであり、 会場の雰囲気やガラディナーなど、 学会参加の付加価値が大きく感じられる学会でもあった。 発表内容は、 それぞれの立場から漢方や鍼灸に対する愛の深さが感じられ、 個性豊かでバラエティに富んでおり、 それも当会の特徴であると思われた。 また、 一つ一つの発表がとても丁寧に扱われている印象を受けた。 発表内容ごとに、 教育・普及に関するセッション、 歴史的展望に関するセッション、 薬植物学・基礎研究に関するセッション、 臨床に関するセッションなどが設定された。 口頭発表とポスター発表の割合はほぼ同数であった。 筆者は自身が所属する小児はりの研究グループで実施した、 発達障害児に対する小児はりの症例14例の報告を行った。 その他、 印象に残った発表と、 その他印象に残った点について報告する。