(公社) 全日本鍼灸学会経絡経穴委員会では、 第73回 (公社) 全日本鍼灸学会術大会 (宮城大会) において、 「教育・臨床・研究の視点からの経穴詳解-三陰交・合谷・百会について-」 をテーマにシンポジウムを開催した。 シンポジウムでは、 教育の視座から仲村委員が、 学生からみた経穴 (学)、 鍼灸師教育における経穴学の位置づけ、 3穴それぞれの字義、 部位などともに安全刺鍼のための注意点を説明し、 臨床・研究を繋げることも教育の役割であると、 その重要性を示した。 臨床の視座から山見委員が、 経絡・経穴の書物から経穴の主治症・経穴の特性・取穴など経穴に対する基礎的な考えを説明し、 臨床における3穴それぞれの具体的な反応と処置法、 適応症について説明し、 研究の基礎となるアイデアは臨床の中にあり、 臨床の安全性・有効性を高めるためには、 教育での標準化・正確性が必要であると示した。 研究の視座から小井土委員が、 3穴それぞれの臨床試験での対象疾患と刺激方法の現状を明らかにすることを目的に、 国内外のデータベースを使用して2019年から2023年までの情報を収集し検討した。 その結果、 3穴はそれぞれ様々な疾患を対象とした国内外の臨床試験で広く使用され、 様々な刺激方法で用いられていることを示した。