日本気管支研究会会報
Online ISSN : 2433-0078
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論文 12 最新 T.V. 技術の内視鏡像記録への応用(最近医療技術の気管支系疾患への応用)
金子 昌弘
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1979 年 1 巻 p. 75-78

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抄録

テレビ画像には種々の記録方法があるが、V.T.R.が最も一般的に使用されている。V.T.R.には4ヘッド型とヘリカル型の二種類がある。前者は放送局でも使用されており、画像の再現性は極めて良いが、装置が大型でやや高価である欠点がある。後者は装置も小さく、使用法は簡単であるが、編集による画質の劣化が著しい。院内でのカンファレンスに使用するのであれば、ヘリカル型でも良いが、教育用、保存用、学会発表用などに編集するには、4ヘッド型が必要と考える。使用するファイバースコープは、通常の型ではファイバー目が目立つので、イメージ用ファイバーの本数の多い観察用内視鏡の使用が望ましい。テレビカメラと内視鏡の持続にはarticle optic lensを使用すると、内視鏡操作が楽に行なわれるようになる。

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© 1979 特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
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