日本臨床麻酔学会誌
Online ISSN : 1349-9149
Print ISSN : 0285-4945
ISSN-L : 0285-4945
日本臨床麻酔学会第30回大会 シンポジウム ─小児の気道管理─困難気道への対処──
ビデオ喉頭鏡
鈴木 康之
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 31 巻 7 号 p. 931-939

詳細
抄録
  近年の光学技術の進歩により,さまざまなビデオ喉頭鏡が開発され,その中で小児用に使用できるものが何種類か存在する.Airwayscopeは成人では普及しているが,小児ではイントロックの小児用が開発途中で,今後早期の発売が期待される.マルチビュースコープはミラー型,マッキントッシュ型,硬性のスタイレットタイプ,ファイバースコープをビデオモニターの付いたハンドルに装着でき,1台で幅広く使用できるという特徴がある.それぞれのビデオ喉頭鏡の特徴や使用方法を理解し,普段から慣れ親しんでおくことが,困難気道に対応する上では重要である.ビデオ喉頭鏡は画像を供覧できるため,患者の安全性が高くなるのみでなく,臨床教育にも有用である.
著者関連情報
© 2011 日本臨床麻酔学会
前の記事 次の記事
feedback
Top