日本臨床麻酔学会誌
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〔エピドラスコピー研究会〕第11回エピドラスコピー研究会 シンポジウム ─腰下肢痛治療におけるエピドラスコピーの位置づけ─
腰部椎間板ヘルニア,腰部脊柱管狭窄症の治療方針:整形外科の立場から
森本 忠嗣園畑 素樹馬渡 正明
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2012 年 32 巻 2 号 p. 261-265

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抄録
  エピドラスコピーの適応である腰部椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症の治療方針について記述する.両疾患とも治療の第一選択は,内服治療,理学療法,ブロック治療などの保存的治療であるが,1~3ヵ月の保存的治療が無効な場合,患者の希望やQOLに応じて手術を選択する.保存的治療に抵抗があるのは,腰部椎間板ヘルニアでは若年者の隅角解離例,中高年者では軟骨終板を多く含むヘルニア症例,腰部脊柱管狭窄症では馬尾型の神経障害例である.絶対的手術適応は,急性馬尾障害,急激に進行する運動麻痺例などである.エピドラスコピーは保存的治療と手術の間に位置する低侵襲な診断・治療手技であり,今後の知見の集積が期待される.
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© 2012 日本臨床麻酔学会
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