京都第一赤十字病院麻酔科
京都府立医科大学麻酔科
1991 年 11 巻 3 号 p. 369-372
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恒久的ペースメーカが装着された患者の外科手術症例に対しては,電気メス使用による電磁干渉に備える必要がある.体外式一時的ペースメーカを挿入し麻酔管理を試みたが,刺激閾値設定時にリード電極が近接していたために,体外式ペースメーカの刺激閾値以下の微弱電流を恒久的ペースメーカが感知し,抑制されたため一過性に心室捕捉しない状態に陥った.電極が近接していると相互干渉をみることがあるので,X線透視下などで十分注意が必要である.
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