日本臨床麻酔学会誌
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片肺換気において麻酔薬がPaO2に与える影響
プロポフォールとイソフルランの比較
小村 好弘, 加藤 学, 森本 佳子, 森本 裕二, 劔物 修
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2000 年 20 巻 2 号 p. 97-100

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抄録
片肺換気を必要とする麻酔時に,術中低酸素状態をきたすことがある.近年,プロポフォールは低酸素性肺血管収縮を抑制しないため,片肺換気において吸入麻酔薬より有利であるという報告がある.今回われわれは,術中片肺換気を必要とする手術32例をプロポフォール維持群(P群)16例,吸入麻酔群(I群)16例に分け,PaO2がどのように変化するかを調べた.100%酸素で換気し,側臥位両肺換気時,片肺換気開始15分,30分,60分後,及び40%酸素で両肺換気15分後の動脈血ガス分析を比較した.その結果,片肺換気15分後におけるPaO2値はI群197.9mmHgに対し,P群281.7mmHgと有意に高かった.その原因はプロポフォールは吸入麻酔薬に比べて低酸素性肺血管収縮の抑制が少ないためと考えられた.プロポフォールは片肺換気の麻酔維持に適した麻酔薬と結論した.
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