日本クリニカルパス学会誌
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Print ISSN : 2187-6592
学会報告(第10回学術集会)シンポジウム5 クリニカルパスと臨床指標
医療プロセスにおける臨床指標とその改善
嶋田 元
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2010 年 12 巻 2 号 p. 136-140

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抄録

 米国Institute of Medicine(IOM)によると医療の質は“個人や集団を対象に行われる医療が、望ましい健康アウトカムをもたらす可能性をどれだけ高くするのか、その時々の専門知識にどれだけ合致しているのか、それらの度合い”としている。つまり質の高い医療とは根拠に基づいた医療(EBM)が日常診療においてどの程度提供されているかと同義と考えられる。

 本稿ではQuality indicatorを用いた評価とフィードバックにより日常診療が改善する事例を紹介し、診療プロセスと診療アウトカムの関係について述べる。

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© 2010 一般社団法人日本クリニカルパス学会
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