2010 年 12 巻 2 号 p. 155-158
2006年に4月に(株)ソフトウェア・サービスの電子カルテを導入し、同時に電子パスの運用を開始した。電子パスによる一括指示は医師にとって不可欠なものであるため、診療科もパス作成を積極的に行い、現在240種のパスが運用されている。しかし、作成基準・運用基準の検討の不足・バリアンス評価の検討・電子パスの機能の活用・患者用パスの電子化の問題などの検討が必要であることが明らかになり、これらの改善・改良を行った。
電子パスを運用する中で、問題の解決にはベンダーとの議論や同じユーザー間での情報交換を行いながら、その病院の特徴に合わせ、システムを最大限有効活用していくことで電子パスは成長していくといえる。