2002 年 4 巻 2 号 p. 93-99
当院は平成12年にクリティカルパス委員会が発足された。その1年前に病棟規模で業務の整理と簡素化・標準化を目的に、白内障手術のパスを導入し活用する過程で業務内容など、随分改善されたと思 っていた。
しかし、今回トップダウンによる取り組みが行なわれ、病棟規模と病院規模での前後の比較をし、いくつかの大きな改善点があった。それは、統一フォーマットによる、ヴァリアンスシート・処方箋・患者様用パスである。もう一つは、トッダウンによる副効果の情報記録用紙・約束指示である。その結果、病院規模で作成したパスは、病棟規模で作成したパスより使い易いものになり、また病院システムの改善も図れた。