日本クリニカルパス学会誌
Online ISSN : 2436-1046
Print ISSN : 2187-6592
実践報告
トップダウン方式による効果
―病棟規模での取り組みと病院規模での取り組みの比較―
吉田 一代勝尾 信一
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2002 年 4 巻 2 号 p. 93-99

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抄録

 当院は平成12年にクリティカルパス委員会が発足された。その1年前に病棟規模で業務の整理と簡素化・標準化を目的に、白内障手術のパスを導入し活用する過程で業務内容など、随分改善されたと思 っていた。

 しかし、今回トップダウンによる取り組みが行なわれ、病棟規模と病院規模での前後の比較をし、いくつかの大きな改善点があった。それは、統一フォーマットによる、ヴァリアンスシート・処方箋・患者様用パスである。もう一つは、トッダウンによる副効果の情報記録用紙・約束指示である。その結果、病院規模で作成したパスは、病棟規模で作成したパスより使い易いものになり、また病院システムの改善も図れた。

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© 2003 一般社団法人日本クリニカルパス学会
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