2006 年 8 巻 1 号 p. 21-24
胃手術のクリニカルパスにおいて患者の食事摂取状況や食事指導についての記載が十分になされているか調査を行った結果、食事摂取量についても食事指導施行についても記載不備が多く、また指導前後の摂取状況の記載も十分にはされていなかった。
この調査結果から得られた問題点を解決するために、食事アセスメントスコア(以下スコアと略す)を考案した。スコアは食事摂取量・食べ方・腹部症状・満足度の4項目で点数化した。各項目の得点から合計点を算出し、その合計点によって設定されている評価基準に応じて看護を行うこととした。
胃手術のクリニカルパスに考案したスコアを付加することで食事摂取状況や食事指導状況が明瞭化するものと考えられた。