教育情報研究
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知的障害・肢体不自由の子どものQOL向上を目指す『系統的に開発した自主教材ソフトによる個別課題アプローチ表』の紹介
小西 順
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2012 年 27 巻 4 号 p. 67-79

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抄録

特別支援学校における教員のICT活用指導能力は,低迷気味である.近年種々の電子支援機器等が開発されながら,それらを連係無しに活用する傾向があり,それがネックになっている.そこで,それらを『e-ATユニット』(:AACの技法・複数の電子支援機器・自作ソフト等の集合体)として捉え直し重層的に活用することによって,知的障害児・肢体不自由児のコミュニケーション意欲を高めることができQOLを高める展望が開けた.その際にICT活用が苦手な支援者に対しても,『e-ATユニット』が活用できるように補助するシステムを開発した.それが『系統的に開発した自主教材ソフトによる個別課題アプローチ表』(DVD)である.これらにより現場教員のICT活用指導力も向上した.

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