2012 年 27 巻 4 号 p. 55-66
我々は1997年から社会システム分析ソフトウェアCollege Analysisを開発してきたが,2010年,これまでの標準的な,表形式,テキスト形式,グラフ形式の入出力に加え,グラフィックエディタと3Dビューアという汎用のグラフィックインターフェースを組み込んだ.前者は意思決定や経営科学の分析で頻繁に用いられる構造図などのデータ入出力用に,後者は立体図形や3次元グラフなどの出力用に利用される.この論文では我々のプログラムを例に,汎用グラフィックインターフェースの役割とその有効性について論述する.