小学校第5学年社会科の学習「自動車づくりにはげむ人々」において,プログラミングを取り入れた単元を開発し,授業実践を行った.自動運転や自動ブレーキ等の機能は,コンピュータにより制御されていて,プログラミングとの関連が深い.児童は,自動車の動きを再現できるロボットを使用し,自動運転や自動ブレーキのプログラミングに,試行錯誤を繰り返しながら取り組んだ.質問紙調査等の結果からは,児童はプログラミングに興味・関心を持って取り組めたこと,また,社会科の学習として実感を伴いながら自動車開発者の苦労等を考えられたことが明らかとなった.