愛知県がんセンター中央病院頭頸部外科
2009 年 19 巻 1 号 p. 33-37
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全頸部郭清術は頭頸部外科医にとって必ず習得するべき基本的な手術手技である。下顎下縁,顎二腹筋後腹を上縁,鎖骨上縁を下縁,僧帽筋前縁を後縁,頸動脈鞘,前頸筋を前縁としこれを深頸筋膜の深層と浅層で包んだ状態で切除する。筆者らは先に郭清の上縁の処理をした後,下縁を処理し,郭清組織を後方から前方へ向かって,深頸筋面から剥離する。温存すべき神経,脈管を確実に同定温存することが肝要である。頸部解剖を理解し正しい剥離面を正確に進む技術が必要である。
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