獨協医科大学形成外科学
2017 年 26 巻 3 号 p. 303-305
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形成外科的縫合法の基本は,1.繊細な器具で組織を愛護的に扱う,2.組織反応の少ない針付き糸を用いる,3.なるべく細い糸で密に縫合を行う,4.結紮はゆるく,正結紮で偶数回むすぶ,5.瘢痕が目立たない方向を考慮した切開線とする,6.真皮縫合法を活用する,などの点があげられる。縫合痕(suture mark)を残さないために,ゆるく密な皮膚縫合,創部の安静と早めの抜糸,抜糸後の後療法などにも配慮する必要がある。
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