園芸学会雑誌
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ニホンナシの花芽形成と窒素栄養との関係
伴野 潔林 真二田辺 賢二
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1984 年 53 巻 3 号 p. 265-270

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抄録
ニホンナシの花芽形成と窒素栄養との関係を明らかにする目的で, ‘新水’, ‘二十世紀’及び‘豊水’の3品種を砂耕し, 窒素 (0~160ppm) を週2回灌注する方法により, 窒素の施用濃度及び施用時期の影響について検討した.
1. いずれの品種においても, 窒素の施用濃度が高いほど, 樹体の生長並びに花芽形成がともに優れる傾向にあった.
2. 樹体のいずれの部位においても, 窒素の施用濃度が高いほど窒素含量は高く, 逆に炭水化物含量は低く推移した.
3. 窒素の施用時期の影響についてみると, いずれの品種も6月から7月にかけての窒素が花芽形成を促進する傾向が認められた.
以上の結果から, ニホンナシの花芽形成には窒素栄養はむしろ促進的に作用することが明らかとなった.
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