抄録
キウイフルーツから, ACC (1-aminocyclopropane-1-carboxylate)合成酵素をコードするcDNA (AD-ACS1)を単離し, 大腸菌内でgluthathione S-transferaseとの融合タンパク質として発現させた.この融合タンパク質はACC合成酵素活性を示した.ノーザンブロット解析により果実部位間で転写産物レベルを比較したところ, AD-ACS1プローブとハイブリダイゼーションするACC合成酵素遺伝子の転写産物は外果皮においてのみ集積が認められた.