園芸学会雑誌
Online ISSN : 1880-358X
Print ISSN : 0013-7626
ISSN-L : 0013-7626
クルメツツジ品種にみられたアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼアイソザイムの由来
岡本 章秀須藤 憲一野中 瑞生
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 70 巻 2 号 p. 235-237

詳細
抄録
クルメツツジ品種にみられ, クルメツツジの原種とされるミヤマキリシマ, サタツツジおよびヤマツツジには認められなかったアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AAT)アイソザイムのバンド"112"と"104"を有する野生種ならびに品種を求め, 常緑性ツツジ野生種5種(モチツツジ, キシツツジ, ケラマツツジ, サツキおよびマルバサツキ)と, 園芸品種3群(リュウキュウ系, モチツツジ系およびオオキリシマ系)のAATアイソザイムを調査した.おもな国内の常緑性ツツジ園芸品種群の育成に関与した野生種の中で, "112"はキシツツジのみに, "104"はモチツツジおよびケラマツツジに限って認められた.加えて, モチツツジ, キシツツジおよびケラマツツジを原種にもつリュウキュウ系, モチツツジ系およびオオキリシマ系は"112"または"104"のバンドを有した.従って, クルメツツジ品種にみられた"112"と"104"のバンドは, それぞれキシツツジと, モチツツジもしくはケラマツツジに由来する可能性がある.
著者関連情報
© 園芸学会
前の記事 次の記事
feedback
Top