茎枯病に対するアスパラガス属植物の抵抗性をVC接種法で評価した.接種4週間後に発病の有無を調査し, 発病株率を算出した結果, 茎枯病に対してアスパラガス属内に抵抗性の差異が認められた.A. densiflorus, A. virgatus, A. asparagoidesおよびA. maccowaniiは, 強度の抵抗性を有した.A. officinalisには, 本病に対する感受性の差異が認められたが, 強度の抵抗性を有する品種は認められなかった.また, アスパラガス品種における雌雄株別の発病を検討した結果, 性別の発病茎率に有意な差は認められなかった.このことから, アスパラガス品種の性と茎枯病の発病は関係がないことが示唆された.