2003 年 72 巻 2 号 p. 131-133
いくつかの仕立て方によりアーチング栽培を行ったバラの光合成専用枝の葉面積指数は,4.0以下の範囲となる場合,画像解析により非破壊的に評価することができた.また,葉面積指数とシュートの生産性との関連を検討したところ,3.0前後の光合成専用枝の葉面積指数がアーチング栽培バラの生産に最適であると結論された.2枚の5枚葉を残して開花枝を収穫すると,基部で収穫するよりも開花枝の発生数,総新鮮重が増加した.このことから,シンクとしての開花枝の発生促進の重要性について考察した.