農業土木学会誌
Online ISSN : 1884-7188
Print ISSN : 0369-5123
ISSN-L : 0369-5123
ニュータウン開発に伴う自然環境融和型の緑地造成
矢橋 農吾雨宮 悠沼達 賢一
著者情報
ジャーナル フリー

1993 年 61 巻 3 号 p. 215-220,a1

詳細
抄録

昭和30年代後半から始まったニュータウン開発に伴って造成された緑地について, その歴史的変遷, 緑地の意義・分類・機能等を述べ, また, 緑地造成の特徴についても簡単に触れた。さらに, 都市緑地と農村緑地としての生産緑地・自然緑地とを比較し, 最近の農業.農村における緑地のあり方を浮き彫りにした。最後に, ニュータウン開発に伴う自然環境融和型の緑地造成について, 対象地を台地域, 丘陵域並びに山地域のように地形的に区分し, 公園緑地率, 保全率, 土地改変度, 有効宅地率, 住宅供給率および人口密度等の評価指標を取上げ, 各々に基づいて, 各区分ごとの特徴を整理し, 宅地開発の際の緑地の計画・設計・施工の参考とした。

著者関連情報
© 社団法人 農業農村工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top