北陸地域における多雪・地すべり地帯の実態を紹介するとともに、新潟県板倉町の中山間地域を例に挙げ、多雪・地すべり地における農業、農村が置かれている現状について、聞き取り、アンケート調査結果を基に取りまとめた。
多雪・地すべり地帯では、農道の未整地や多雪・地すべり地帯特有の圃場管理 (秋代) による排水不良によって、機械化が困難な圃場が多く、地すべり防止を考慮した排水改良が必要になっている。
多雪・地すべり地帯では、冬期無雪化道路の実現とともに、自然条件や伝統・文化を活用した活性化の試みがなされている。