農業土木学会誌
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石川県の中山間地域の現状と課題
清野 修
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1994 年 62 巻 6 号 p. 533-538,a1

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抄録

石川県は、穀倉地帯をなす加賀平野と、中山間地域である能登半島に大別される。能登半島は日本海に突き出ており、その地の利を得て、北前船など海洋交通を利用し、かつては文化の栄えた地であり、近年までは多様な農林水産業が展開されてきた。
しかし、最近の産業構造の変化や国際化に伴い、過疎化・高齢化が進行し、地域の存亡が問われているなかで抜本的な中山間地域対策を樹立する必要がある。今回流域調査を中心にその実態を紹介し、中山間地域対策の基本的な方向を述べる。

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© 社団法人 農業農村工学会
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