インターネットの爆発的な普及に伴い, WWWがコミニュケーションの方法を変えつつある。WWWは適当なプログラムを用いることで容易に双方向の情報交換を可能にする。本報ではこの特長に着目し, 筆者が過去2年にわたって試作公開してきた学会年次大会の講演要旨に関する「自動登録と検索のページ」の利用法について述べる。また, WWWの新しい利用は将来的に学会運営のかなりの部分を合理化する道具となり得るが, 現時点では若い学会員を中心にして10年後くらいの導入を目途に, システムを積極的に試行/改良していくのが望ましいことを主張する。できれば, まだ利用されていない会員の方々にも一度このシステムをお試しいただきたい。