水質計測技術: 現地調査編は, 水質調査を行うための基本的な手法について説明した。測定地点と採水間隔を中心に, 直接測定する場合, 連続測定による場合に分けて解説した。
直接測定する方法では, 水質調査が初めての人にも, 測定地点, 採水ポイント, 測定頻度などの注意点に触れながら解説した。
連続測定では, ある程度の水質調査を行ってきた著者が, 特に採水頻度を選定するために注意すべき点について, データと経験から解説した。
これらは, 懸濁態物質と溶存態物質の性質に依存するために, 調査目的を整理することが最も重要であることを示した。