農業土木学会誌
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秋田県駒場北地区における生態系保全対策手法 (淡水魚) の実施例
佐藤 重孝
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2003 年 71 巻 11 号 p. 985-988,a2

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抄録

仙北平野は, 奥羽山脈に端を発する小河川から流出した土砂により形成された扇状地で, 多くの湧水が点在し, 古くから農業用水や生活用水として利用されてきている。これらの湧水池や周辺水路に, 秋田県版レッドデータブックの絶滅危惧種IA類に指定された「イバラトミヨ雄物型」の生息が確認されたことから, 湧水とイバラトミヨを保全しようとする住民運動に進展している。
これらの地域でほ場整備事業を実施するにあたり, 地元住民との話し合いのもとに, イバラトミヨの生育環境や生息環境の保全対策を講じている。
本報では, 地域住民との調整プロセスや保全対策の一環として実施した, 保全水路および保全池の施工概要と施工後のモニタリング調査について報告する。

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© 社団法人 農業農村工学会
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