農業土木学会誌
Online ISSN : 1884-7188
Print ISSN : 0369-5123
ISSN-L : 0369-5123
宮崎県における畑地かんがい事業の現状と展開方向
坂井 康宏
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 71 巻 5 号 p. 395-398,a2

詳細
抄録

宮崎県は温暖な気候に恵まれる一方, 県土は急峻であり, 全県が特殊土壌地帯となっている。農業生産は, 県土条件を克服するための生産基盤の整備や新しい営農の導入により, 畜産や野菜を中心に伸び, 全国8位となっている。近年, 国内外との産地問競争が激化する中で, 農産物のブランド化を通じて, 収益性の高い農業の実現を図ることが課題となっている。このため, 畑地かんがい施設の整備を中心とする国営事業6地区を実施し, 産地間競争を勝ち抜く産地づくりを推進している。
宮崎県農業の現状と課題を踏まえた畑地かんがい事業の必要性や実績と展開方向, モデル圃場における効果の実証状況, 用水の多目的利用の現状等について紹介する。

著者関連情報
© 社団法人 農業農村工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top