2019 年 15 巻 2 号 p. 2_55-2_63
本稿は,大学と中小企業団体が組織的に連携し,人材育成の観点から協働でプログラム開発を行った「産学連携インターンシップ」の先進事例を取り上げる.受入企業の調査から,社員の成長や組織活性化につながるかを検証することを目的とした.検証の結果,受入満足度が高く,質的分析から『教えることを通して,仕事を振り返る機会』や『社員の意識変化や組織の活性化』につながっていた.次に,受入れによる社内の変化についての質的分析から『新卒を受入れる土壌づくりにつながる変化』や『社員の意識変化』が明らかになった.これらのことから,「産学連携インターンシップ」が,社員の成長や組織活性化に有効であることが検証できた.