抄録
大学における産学官連携活動は全体として着実に進展してきているが,海外企業からの受託・共同研究は極めて少ない状況にある.海外特許の取得や海外企業からの受託・共同研究の受け入れは,我が国の産業の国際競争力の強化,あるいは大学における研究の活性化等からみて重要である.今後各大学においては,国際的な産学官連携活動を行うにあたり,ポリシーを明確にした上で,(1)国際的に通用する知財人材の育成(2)国際法務機能の強化(3)海外への情報発信機能の強化(4)海外特許出願戦略の策定(5)地域の大学を支援する体制の構築,等の取組みを行うことが重要である.また,国としてはこれらの取組みを支援していくことが重要である.