日本看護研究学会雑誌
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妊娠期の体重増加量別における栄養摂取所要量とPFCバランス
藤田 愛山口 咲奈枝宇野 日菜子佐藤 志保佐藤 幸子
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2013 年 36 巻 1 号 p. 1_135-1_140

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抄録

【目的】妊娠期の体重増加量別により,栄養所要量や栄養バランスの実態を調査する。
【方法】褥婦111名に対し,『141項目半定量食物摂取頻度調査』を用いて妊娠期の栄養所要量ならびにPFCバランスを調査し,妊娠期の体重増加量別を三分位した群について,ANOVA分析を行った。
【結果】体重増加量は「8.5㎏未満群」「8.5㎏以上11.0kg未満群」「11.0kg以上群」の3群に分類した。栄養摂取所要量は3群すべて推奨量を満たしておらず,葉酸や鉄は推奨量の半分で,低栄養状態であった。PFCバランスは「8.5㎏以上11.0kg未満群」が理想の栄養バランスをとっており,「8.5kg未満群」と「11.0kg以上群」は脂肪割合が高い欧米型の栄養バランスであった。
【結論】現在,妊娠期の体重増加量の指導は,非妊時BMIを基準とした至適体重増加チャートを使用している。本研究より,妊婦の低栄養や欧米型の栄養バランスが示されたことから,体重増加だけでなくバランスのとれた食事の栄養指導が望まれる。

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© 2013 一般社団法人 日本看護研究学会
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