日本看護研究学会雑誌
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2011年の保健師養成所指定規則改正以降の保健師教育に関する研究動向と課題
仲下 祐美子河野 益美
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論文ID: 20190801064

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抄録

目的:わが国における保健師教育に関する研究の動向を整理し,今後の研究上の課題を明らかにする。
方法:『医中誌Web』および『NII学術情報ナビゲータ』を用いて「保健師」「公衆衛生看護」「学生」をキーワードに,2011年〜2018年末の発表論文を検索した。分析対象論文は103件とした。
結果:研究テーマに関する頻出上位語は「実習」「学習・学び」「到達・到達度」「演習」「技術・技術項目」「評価」「検討」「比較」「分析」「導入」であり,近年の新たな頻出語は「講義・授業」「実践能力」「アクティブ・ラーニング」「導入」「構築」「育成」であった。研究対象は学生が84.5%であり,教員や実習指導者の研究はわずかであった。
結論:保健師教育の成果は学生を対象とした研究で評価・検討するだけでなく,今後の研究では教員の教授方法や実習指導者などの教育的かかわりなど,両側面から検討することが必要である。

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