日本看護研究学会雑誌
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急性期看護における日常生活ケアモデルの構築
─ Hybrid法による理論構築の試み─
髙橋 智子
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論文ID: 20211112167

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抄録

目的:急性期看護における日常生活ケアにかかわる概念間の関係について示し,急性期の日常生活ケアモデルを構築する。方法:先行研究の概念をもとに,Hybrid法による理論構築法を用いモデル構築した。生活を捉える視点を図式化して仮モデルを作成した後,患者の状況・日常生活ケアの実践内容・日常生活ケアがもたらす反応や効果の関係性についてフィールドワーク事例を用いて説明し,結果を統合してモデル構築した。結果:急性期看護における日常生活ケアモデルは,生命活動・生活行動・生活様式の3層構造で示され,看護師はこの重層的視点で〈急性期の患者の状況〉を捉え,いくつかの【日常生活ケアのアート】を組み合わせて実践し,《その人の全体性の回復》を導くという関係性が示された。結論:本モデルは急性期看護における日常生活ケアを重層構造で示し,ケアの効果との関係性を示したことにより日常生活ケアの価値を示すものとなった。

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