九州大学大学院歯学研究院口腔顎顔面病態学講座顎顔面腫瘍制御学分野
九州大学大学院歯学研究院口腔顎顔面病態学講座顎顔面腫瘍制御学分野 福岡歯科大学口腔顎顔面外科学講座口腔外科学分野
九州大学大学院歯学研究院口腔顎顔面病態学講座口腔病理学研究分野
2016 年 22 巻 2 号 p. 79-83
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
多形腺腫は最も高頻度の唾液腺腫瘍であるが,舌下腺に生じるのはまれである。また舌下腺腫瘍の多くは悪性であるため,診断に苦慮することも多い。われわれは舌下腺多形腺腫の1例を経験したので,文献的考察を加え報告する。症例は60歳代男性で,左側口底部の腫瘤を主訴に来院,外科的切除を行い,多形腺腫の診断を得た。術後1年6か月経過した現在,再発は認めていない。舌下腺腫瘍を疑う際は,悪性に準じた対応が重要である。
日本口腔粘膜学会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら