日本口腔内科学会雑誌
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症例報告
未修復の極型Fallot四徴症を伴う22q.11.2欠失症候群患者の抜歯経験
西牟田 文香岩永 賢二郎大渡 凡人吉賀 大午土生 学吉岡 泉
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2023 年 29 巻 2 号 p. 36-41

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抄録
22q11.2欠失症候群は,22番染色体の長腕11.2領域が欠失することにより発生する疾患で,Fallot四徴症の合併が多いと言われている。今回,39歳の女性で未修復の極型Fallot四徴症を伴う22q.11.2欠失症候群の患者が歯科治療目的に当院を受診した。かかりつけ総合病院と連携を図り,入院・心電図のモニタリング下に抜歯術を行った。抜歯中,抜歯後に異常は認めず,患者は退院となった。
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© 2023 日本口腔内科学会
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