日本ペインクリニック学会誌
原著
腰仙部神経根ブロック高周波パルス法におけるtwitchと造影所見,効果に関する検討
千葉 聡子伊達 久千葉 知史渡邉 秀和滝口 規子北村 知子山城 晃綿引 奈苗
著者情報
ジャーナル フリー

24 巻 (2017) 1 号 p. 1-7

詳細
PDFをダウンロード (918K) 発行機関連絡先
抄録

【目的】腰仙部神経根パルス高周波法(lumbosacral nerve root pulsed radiofrequency:LS-PRF)では,当該神経の刺激に伴う筋収縮,すなわちtwitchが出現することがある.LS-PRF施行時のtwitchと造影所見との関連,鎮痛効果を調査した.【方法】対象はLS-PRFを施行した283名で,針先と神経の位置関係を造影所見により評価しtwitchの有無との関連を調査した.LS-PRF前と2~4時間後の痛みを11段階の数値評価スケール(numerical rating scale:NRS)で調査し,短期的鎮痛効果を評価した.単神経根症に対してLS-PRFを施行した症例に対しtwitchの有無による2~4週間後の中期的鎮痛効果を評価した.【結果】神経線維や神経鞘が造影される針先の位置のほうが,周囲に造影剤が広がる位置よりもtwitch発生率は有意に高かった.twitchの有無による2~4時間後の痛み減少度や2~4週後の鎮痛効果に有意差はなかった.【結論】LS-PRF時の針先はより神経に近いとtwitchが出現しやすいが,twitchの有無による短・中期的鎮痛効果に有意差はなかった.

著者関連情報
© 2017 一般社団法人 日本ペインクリニック学会
次の記事

閲覧履歴
feedback
Top