日本ペインクリニック学会誌
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プレガバリンが有効であった硬膜穿刺後頭痛の3症例
佐藤 泉間宮 敬子稲垣 泰好阿部 展子高畑 治岩崎 寛
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論文ID: 15-0006

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抄録
プレガバリンが有効であった硬膜穿刺後頭痛(postdural puncture headache:PDPH)の3症例を経験した.症例は40~50歳代の女性であり,硬膜外麻酔施行時に1例では髄液の逆流,他の2例ではparesthesiaがみられた.術翌日から頭痛が出現し,術後3日目からプレガバリン75 mg/日の内服を開始した.頭痛の程度はプレガバリン150 mg/日で改善が認められた.PDPHの治療法として従来の補液,薬物療法,硬膜外自己血パッチに加え,プレガバリン150 mg/日は有用と考えられる.
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© 2015 一般社団法人 日本ペインクリニック学会
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