精密機械
Print ISSN : 0374-3543
ミシンのトルクに關する實驗
荒井 宏
著者情報
ジャーナル フリー

1949 年 15 巻 172 号 p. 19-21

詳細
抄録

家庭用ミシンのトルクに就き三種の實驗を行ひ次の結果を得た.
1.ミシンの起動トルクは約2時間の運轉で一定になる.之は摺動部分のなじみが出來て起動トルクが小さくなるのであるが, 組立の無理により生ずる起動トルクは幾時間運轉しても除去されない.
2.運轉中のトルクも起動トルクと同じく約2時間め運轉で一定となるが之は起動トルクの様に明瞭でない.
3ミシンを構成する各部品によつて生ずる起動トルクの値を明かにした.

著者関連情報
© 社団法人 精密工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top