精密機械
Print ISSN : 0374-3543
工作機械用電気的心ぶれ測定装置
竹中 規雄伊藤 鎮本田 巨範本田 富士雄井海 健吾田中 昭一江川 満
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1966 年 32 巻 377 号 p. 414-420

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抄録

新らしく試作した工作機械主軸用電気的心ぶれ測定装置はおよそつぎめような特徴をもっている。
1) ふれの信号に含まれる偏心円成分を電気的に任意馬の量だけ補償することができる。
2) 補償する偏心円の中心はふれの信号の中心と一致'している。
3) 位置マーク賃号により, ふれの図形と回転軸の回転角位置との対応がわかる.
4) タイムマーク信号により, 補助的に回転軸の角速度変動を知ることができる。
5) 検出部の直線性の範囲が広いから操作が容易である。
6) インダクタンス方式の検出を行な, ているので潤滑油や切削油剤の付着に対し鈍感である。
7) 検出部でゲインをあげているので, 総合的に安定度が高い。
8) 検山_は一体のハウジングで支持されているので, 外乱の影響をうけにくい。
9) 写真撮影の便宜のために, 1~8回転のうちの任意の連続回転だけ輝度を上げてブラウン管上に示すことができる。

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© 社団法人 精密工学会
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