精密機械
Print ISSN : 0374-3543
三針法に於ける針の傾角の影響
加藤 正
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1940 年 7 巻 82 号 p. 353-362

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抄録

三針法に依るねぢ有效徑の精密測定に對しては,種々の面倒なことを吟味する必要があり,之等に就いては,内外の諸雜誌に既に多數發表せられてゐる.
吟味を要する事項の一として,針の傾角の問題かある.即ち測定の際には,針はねぢと安定な接觸を保ち,このときの針の傾角は,同一のねぢに對しても針徑が變れぱ變化する理である.精密測定に際して,針の傾角が何程位變化するか,それが爲に如何なる影響を生ずるか,更に又之を如何に處理すべきかが問題である.本論文は針の傾角を中心として三針法を論じたものである.論文の内容は下の如くである.

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