2020 年 20 巻 1 号 p. 71-76
米国における新型コロナウイルス感染症拡大に伴う学校閉鎖後,連邦各局や地域機関,専門家組織,出版社,非営利団体などの対応を,スクールサイコロジスト(SP)を含む学校関係者が提供するテレヘルスサービスに特化してまとめ,現状と展望を論じる。主に学校メンタルヘルスの中心であるS Pの役割変遷,法的・倫理的な考慮,オンラインアセスメントに焦点を当てる。サービス提供者の心構えとして,柔軟であること,学校区や地域の裁量に従うこと,無償で適切な教育を全児童生徒に提供することが強調された。