学校心理学研究
Online ISSN : 2432-2865
Print ISSN : 1346-5732
ショートレポート
広汎性発達障害のある児童の漢字書字に及ぼす3C学習法の効果
久木山 絵梨宮木 秀雄
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2023 年 23 巻 1 号 p. 87-92

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抄録

本研究の目的は,特別支援学級に在籍する発達障害のある児童を対象に,漢字書字スキルの向上を目指して3C学習法を用いた指導を実施するとともに,その効果を検討することであった。広汎性発達障害のある小学校5年生の男児1名を対象に,放課後等デイサービスの学習時間を利用して3C学習法による漢字書字の指導を実施した。刺激セット間多層ベースラインデザインにより効果を検討した結果,指導によりすべての刺激セットで正答数が増加し,4つの刺激セットのうち3つでプローブ終了1か月後の維持も確認された。

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© 2023 日本学校心理学会
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