日本周産期・新生児医学会雑誌
Online ISSN : 2435-4996
Print ISSN : 1348-964X
教育講演
硬膜外鎮痛の歴史と最近の動向 ─愚者は経験に学び,賢者は歴史に学ぶ─
細川 幸希
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2024 年 59 巻 4 号 p. 443-446

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抄録

 近年,無痛分娩の実施率は増加傾向にある.このタイミングで硬膜外鎮痛について過去から学び,安全な無痛分娩の体制構築につなげることの意義は深い.硬膜外による産痛緩和の目標は,①安全第一,②分娩進行を妨げないこと,③質の高い鎮痛であり,本稿ではとくに「安全」と「質の高い鎮痛」について歴史から学んでいきたい.

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© 2024 日本周産期・新生児医学会
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