日本小児外科学会雑誌
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広範化膿巣を呈した慢性肉芽腫症の一症例
横森 欣司牧野 駿一本名 敏郎士田 嘉昭斉藤 純夫福岡 和子
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1979 年 15 巻 1 号 p. 115-121

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抄録

1957年, Berendesが出生直後から細菌感染を反復し全身に原因不明の肉芽腫を多発して死亡した男児を報告し, fatal granulomatosisと呼び, 新しい症候群として発表した.その9年後の1966年, Holmesらによって本症の本質が白血球機能不全にある事が指摘され, 以来, 慢性肉芽腫症の研究は急速に発展した.本邦においても, 1962年の小林による最初の報告に始まり, 現在まで, 症例報告が相次いでいる.今回, 当教室にて慢性肉芽腫症(以下, C.G.D.と略す)の一例を経験したので報告する.

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© 1979 特定非営利活動法人 日本小児外科学会

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