【目的】姿勢推定AIを応用した動作解析アプリケーションOpenCapを用いた投球動作中の体幹回旋運動評価の妥当性を明らかにすること。
【方法】野球経験を有する健常男性13名を対象に,投球動作中の体幹回旋運動を光学式3次元動作解析およびOpenCapを用いて評価し,2つの評価方法間の誤差と相関係数を検討した。
【結果】ストライド脚の足部接地における骨盤回旋角度,体幹回旋角度,骨盤と体幹の回旋角度差および最大骨盤回旋角速度,最大体幹回旋角速度は有意な中等度から強い正の相関を認めた(ρ=0.599‒0.879,p=0.001‒0.031)。体幹回旋角度は9°,骨盤と体幹の回旋角度差は−12°,最大骨盤回旋角速度は147.9°/s,最大体幹回旋角速度は215.2°/sの固定誤差を認めた。
【結論】OpenCapにより評価した投球動作における体幹回旋運動の評価には,固定誤差に留意は必要であるが,臨床における客観的評価方法として一定の有用性があることが示唆された。