抄録
軽量気泡コンクリート (ALC) は建築材料として多く用いられているが,建築時と建替時に廃材が発生する。一方,室内の温度を下げるなどの目的から蔓植物を利用して日射を遮る緑化が増えており,ベランダに植栽される時などには軽量土壌が求められる。ALC は多孔質の素材であることから保水性と透水性を併せ持つ特徴があり,土壌改良材としての適性も期待されるが,アルカリ性が強いため,単独で用いることはできない。そこで生ゴミコンポストと混合して植栽土壌として使うことにより,軽量な植栽土を得ると共に廃棄物の軽減にも役立つと考えた。ツルレイシを栽培する実験を行ったところ,混合割合を適切にすれば黒土以上の生育が可能なことが確認できたのでここに報告する。